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病院日記 8(芳兵衛)

11月27日
巡回前に芳兵衛をトイレに連れて行った。
実態としては、連れて行って貰ったと言う感じで、まだまだ一人では歩けない。
よくもこんな痛みで岩と氷の斜面を降りてきたものだと思う。
思い起こせば一歩歩いてはギャーっと叫んで十分位痛みの止まるのを待って、又一歩歩いて、ギャー、
その繰り返しだった気がする。
それに比べれば、今は凄い回復、痛いことは痛いけど、ギャーとまでは行かないし、十歩位は一気に歩ける。

トイレに連れてこられて何をさせられるのか、芳兵衛はもう感付いている。
前と同じようにしゃがませられ、そして咥えさせられた。
芳兵衛はまたアノおえっをやらされられる不安を感じているに違いない。
女なのだから、男の言うとおりにしなければいけないと訓えるのも大事な事だけど、止めた。
前と同じようにしゃがませられ、そして咥えさせられただけで良しといよう。
芳兵衛がおえっをやらない様に浅くに配慮した。
おえっは芳兵衛も苦しいだろうが僕にも辛いものがある。

射精まで時間がかかった。
腰は痛くてまだまだ細かくは切れないのに加えて、浅いストロークだから中々発射しない。
長い時間顎を開けていなければならない芳兵衛は顎が疲れるだろうけど、女なのだから辛抱してもらう。
精飲は成功した・・、というより成功せざるを得ない様に顎を持ち上げて流しこませた。
百点満点とは言えないけれど、この前は吐き出されたものを飲ませたのだから満足とせざるを得ない。
男から見ると、精液は汚物に思える。大便の様な物質的汚物とは思わないが、
精神的には汚物の様な気がする。
身体を汚されたという言葉があるが、そういう感じがする。
安恵さんは男性の精液は尊いと言っていたが、それは意図する男の精液だからだろう。
精飲は一種の愛のバロメーターの様な気がするし、服従とか征服のエビデンスの様な気もする。

昼飯が運ばれた。
僕が箸をつけるのを見届けて、芳兵衛は帰った。

午後になってお袋が来た。
それにしても、毎回毎回、芳兵衛は旨いで来たり帰ったりするものだとその運に驚く。
それにしても、お袋はよく来るもんだ。
別に用が無いから来なくていいと言っているのに。
クロちゃんのお袋の様に、息子の様態が心配な状態なら傍にいたいというのも母親だと思う。
僕の場合は、なんでもない。手術する訳でもないのだから来る必要が何も無い。
母親であるという印象を植え付けようという魂胆なのだろうか?と思っていたらヘリコプター代の請求の話だったらしい。
これは都合のよくない話だ。
ヘリコプター代は160万円だそうだ。
親に心配させた上に、金の負担までさせてしまうのは申し訳なくて頭が下がる。
学卒の初任給は2万3千円位だ。
160万÷2,3万って、一体幾らなのだろう。
バイト代は一日900円、普通の時給なら180円位だろうか。
兎に角、天文学的数字だ。
何だか情けなくって、申し訳なくて、涙がでてくる。
河川の事故は警察とか消防署、海の事故は海上保安庁、どっちにしても無料なのに、
山の事故は全額個人負担、なんとなく納得できないものがある。

僕の場合は、クラブの人達が救助に来てくれていたので、お袋もまさかヘリが要請されているとは知らなかったらしい。
あと一時間、ヘリが遅かったら、或いはクラブの人が早く着いていたら、僕はへりに乗らなかったのかも知れない。
半日早く病院に入ったからといって、僕の場合は何にも違いが無かったのだから、へり代の丸損だけど、クロちゃんの場合は一刻を争う状態だったのかも知れない。
しかし、其れにしては手術に手間取っている。
もう入院して何日も経つのに観察中だ。
あと半日遅れたら、即刻手術だったのだろうか。
その辺りのことは分からないけど、実効的には結果的になにもしていないのと変わらない。
ちゃんとクロチャンの脚を治してもらわないと、天文学的なへりの代金は・・。


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振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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