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いい事も重なる (キャプテンママ:ヒルズ)

悪い事は重なるというが、いい事も重なる。
理屈的には片方がありならもう片方もありだと思うけれど、いい事と悪い事はその量が違う、其れがその人の運というものだ。
運には参加している事を意識している運としていない運があるが、良運でも悪運でも憑いている事は素晴らしい。

今日は大小三つの運がやってきた。
一つは小椋から隠れOB会なる会の連絡が突然に有った。
OB会そのものは別に嬉しくも何ともないが、これは参加意識の無い運だ。
そう言えば大学のOB会からも賛否の問い合わせ電話があったらしい。
今日は大好きな霜ちゃんに加えて中村君とも逢えるかも知れないという楽しみな集会が夜にはある。
霜ちゃんはとても明るくて優しい女性、抱いてみたいとは思うが亭主にラブラブでチャンスが無い。
それでも、いつかはと思っているのだけれど今のところまちぼうけ。

二つ目の良運は諦めていたミセスXとの旅行が復活しそうだという話、こっちは参加意識のある運だ。
楽しみにしていたのに両親に横どりされてがっかりしていた旅行が、親が参加しなくなったので僕に回ってきた。
普通はこういう場合、貰い乞食みたいでプライドが許さないのだけれどミセスXを抱く最初で最後のチャンス、
この期を逸しては抱く事は永遠に無いから屈辱だ・プライドだと言ってられない。

明後日はミセスXとの史上最初にして最後、そして史上最大の戦に臨む。
勝敗は時の運、基本的な戦法として負ける戦はしない方だけれど、明後日の相手は大物、玉砕覚悟でやるっきゃない。
史上最大の戦に臨むのだから、精力は貯めて万全を期さなければならない。
旅行は一泊と聞いていたのに何で2泊なの? とかとかの疑問は残るけれど、とにかく2泊あれば此方に望みはある。

今日のキャップテンママには感激した。
ママのマンション自室のソファー、腰かけして間もなくママに乳首を吸われた。
要求した訳でも無いのに彼女の方からされて、自分のコントロールが効かなくなってしまった。
明後日の事を考えるとセーブしなければならないのは分かっていたけれど、身体が反応してしまった。
それほど感じるキスだった。
何だかとても嬉しくなった、キス一つでこんなに気分が変わるものかと驚いた。
キス魔法というけれど、まさにそんな感じだった。

面白いなと思ったのはキスはSとMとの分水嶺、どっちにでも振れるし、どっちにでも振られるという事だ。
SとかMとかは所詮主体性の表示、キスをする方の舌の動き一つで、どっちにでもなるというのは興味深い。
キャップテンママの積極性を調べてみたら、彼女は服の下に何も着けていなかった。
ママは明らかに性を求めて呼びつけたに違いない。
それは仕種を見ていても分かったけれど、実際に服の下に何も着けていないと言う事は、完全なる確信犯だろう。

かなり飛ばしている感じだし、もう出来あがっている感じがしたので、フェラを要求してみた。
男と女の間にも上下関係もある、ママに乳首を吸われたのはママが服従を認めた証だ。
応じるに違いない!という気はしたが、思った通りママは膝ま着いて要求に答えた。勝運まさにそんな感じだった。

夕方、夜の集会に向かった。
集会は報告会、基本的には創業を始めた事業の経過報告会だが、事業を始めたのは一人しかいないので近況報告会だ。
中村君はヒモ家業、女房を夜働かせているという羨ましい家業だった。
霜ちゃんは南の島でレストランを始める計画だが、大幅に遅れていて年もそろそろだからという事で事業よりも
妊娠計画に専念?しているみたいだ。
今まで自然の欲求だけでは赤ちゃんに恵まれなかったから、本気で体温を計ってやっているのだそうだ。

久々に飲んだ酒に中って気持が悪くなり、霜ちゃんがタクシーで一緒に帰ろうと言った。
霜ちゃんのマンションはキャップテンママのマンションの坂の下、時間にして徒歩3、4分という感じ。
近過ぎる?からか、一寸ママと錯覚を起して一寸だけだけだけど霜ちゃんに触ってしまった。
霜ちゃんも前から抱きたい女の一人、本気で体温測定して励んでいると聞いて、今は抱く訳にはいかない。
今、運が付いているのなら、若しかしてという気しないでは無いけれど、運を使いきってミセスXに失敗したら
元も子もない気がした。
それよりも何よりも実態としては気分が悪くて其れどころではなかったけれど、運は使わなければ逃げて行くし、
使いきれば後には続かない、一体運の総量ってどのくらいのエネルギーがあるものなのだろう。

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Author:ひろあき
振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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