失恋教室 |□邦ちゃんのＮＰＯ

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□邦ちゃんのＮＰＯ

□早苗さんのお母さん話だと
９０位の人でも老人ホームでは恋のバトルがあるそうです。
女の取り合いでは無く、男の取り合い、其の点男は大人しいのでしょうか。
若い女性は妥協主義、打席には一人しか入れないから辞退するけど、
年寄りの女性は辞退しないで熾烈な争いをするそうです。
恋愛って一生女の為にあるようです

□話は邦ちゃん
それが・・、もう少し若ければ応じてもいいとか、応じられるけど・・と言うのだそうです。
９０才の女性にとって、もう少し若ければというのは幾つの事を言うのでしょうね。

もう少し若ければと言うのは、私でもそう想いますから解る気がします。
もう少し若ければと言うのは、幾つの時でもそう考えていた気がします。
確かにあの頃は年をとり過ぎてもう出来ないと思ったけれど、少なくとも今と比べたら全く問題なく出来た筈という事が沢山あります。
だから、もう少し若ければと後で思うなら、もう少し若ければと思った時に此れが最後のチャンスだと考えて、例え遅すぎると思ったとしても其の時期にする様に心掛けています。

９０になってもそうなんだと思うと、女性って凄いなと思います。
こういう話は邦ちゃんが詳しいけど、亡くなった主人への貞節とか愛情とかの抑止が効かなくなるとそう考えるそうです。
何だか女性が浮気する時の心理と同じみたいに思えます。
そう考えると、恋愛って女性にとって人生の全てなのかも知れません。

もう少し若ければと言うのは、自分の顔や容姿が男性に気に入られる可能性が無いという自信欠如、貴方はそういう女性をどう思いますか？
□邦ちゃんのＮＰＯ
１００歳に近い女性が産んだ（妊娠した？）というギネスがあるそうです。
凄いという前に閉経が無いのが不思議です。
相手の男性は８０歳位だったと思いますが、そのくらいなら日本人でもいそうです。
邦ちゃんのＮＰＯのこと、ご存知ですか？

□ＲＥ：ＲＥ：邦ちゃんのＮＰＯ
邦ちゃんも凄いけど、ご主人はもっと凄いと思うのですが、どう思いますか？
家の主人に聞いて見たいきもします。
邦ちゃんの初恋の人ってどんな人だったのでしょうね。

□山口さん
ご主人とは恋愛か見合いかと言えば恋愛だと思いますが、どちらかというと人生観の一致ということだったと聞いています。
山口さんは好きだったとは思いますが、彼氏だとは聞いていません。
勘としては只友だったと思いますが、わかりません。
只、最初の彼氏では無いのは多分間違いないでしょう。

□初彼
ごめんなさい、一寸邪魔が入ったので・・。
東京近郊の山のから下りた時だったそうですから、山友達でしょうね。
高２だったそうですから山口さんは違うと思います（其の後は知りません）。
初彼は絞れそうですね。

□ＲＥ：ＲＥ：初彼
初恋は中３の時の近所の高校生のお兄さんか高２の時のパーマ屋さんの息子さんだと思います。
初彼は高３の終わりに親戚に紹介された大学生でした。

それより、来週早苗さんと飲もうということになっているのですが、多分色んな話が出ると思います。
貴方は大学時代の先輩の彼氏と話してありますが、その先輩の彼氏と私がどうしてバイクつながりに？

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邦子はＮＰＯでボランティアをしている。
身障者への配慮が厚いオランダならともかく、日本では全く評価されない活動だ。
ＮＰＯだボランティアだと言っても、言ってみれば活動行為は局部的には売春行為と同じだ。
顧客を身障者と呼ばなければ顧客の程度によっては”ファッションヘルス”であったり”ソープランド”であったり、
時としては”デリバリーヘルス”であったりするらしい。

やっている事自体は風俗営業店と全く変わらない。
只顧客の多くは車椅子だとか、知能発達が遅れているとか、或いは健常者だった人が脳血栓等で
頭脳生涯を起こしてしまった人だから、何人かの補助者が付いているという点は少し異なる。
後の違いはサービス側のホスピタリー精神と報酬と周囲の眼、そこのこのボランティア活動の異常ともいえる崇高さがあるとはいえる。

邦子がボランティアをしている事は邦子の家族はみんな知っている。
家族が其れを理解しているところが凄いし、理解出来る事自体が凡人には理解出来ない。
他人ならまだいい。
他人なら、偉い人だと感心も出来るし、物好きな人だと冷笑する事も出来る。
家族はそうは行かない。

患者を手で処理してあげる殆どは施設の男性職員らしい。
男子職員が男子患者の性処理をするというのも凄い話、一般には理解しがたい行為だから発展性が無い。
結果的に闇の中で闇の内に処理されることになる。

確かに障害者の性をどう考えるかというのは難しい問題だ。
人間と生まれて、当然人間として行われる性行為が行えないまま死んでいく人間を、哀れと思うか
仕方ないと思うか、当然だと思うか、其れは多分個々の感覚、正解の無い問題だろう。

男子職員が男子患者の性処理をするというのも、其れが本当に正しい事なのかと言えば疑問がある。
男子職員も男子患者も正しいとは思って居ないだろう。
然し間者の多くは射精機能は持っている。
持っているが自分では出来ない。
恐らくは患者が自分で出来るものなら男子職員もそんな事はしないだろう。

施設の女子職員がやる事は殆ど無いらしい。
男子職員だって好きでやっているとは思えない。
女子の方が弱い男に対しては冷たいものの様だ。

女は常に強い男に魅かれる。
それは女の本能だから責める訳には行かないが、どう考えたって男がする仕事じゃないと思うのに女はしないらしい。
難しい問題だ。

女性ボランティアと女子職員の違いは何なのだろうと思う。
然し、施設に就職したが為に施設の女子職員が全て患者と性的な関係を持つというのもおかしなものだ。
仕事として男性の精液を手にしたり体内に入れる行為が当然としてなされる様な職場が
存在する事自体社会問題かも知れない。

いずれにしても難しい問題だ。

啓子の言う”ご主人は凄い人だと思いますが”と言うのは確かに其の通りだと思うが、
売春婦のヒモはそれで食っている。
ヒモは女を愛していないかと言えばそんな事は無い。
ヒモは嫉妬を感じているかと言えばそんな事も無い。
売春婦のヒモとボランティアの夫を同格視する気は無いが、だからといって別格視する理由も無い。

然し普通の人には出来ない事が出来るのだから、確かに凄い人である事は間違いない。
当の邦子は障子の為に処女を犠牲になった女だ。
邦子自身其れを承知していたし、元々犠牲を犠牲だと思って居ない高次元に住む女だったのかも知れない。

一番凄いのは家族、大人より特に子供達が其れを理解しているというのは物凄いことだと思う。