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背戸の沢 (寿一郎・京子)

10月22日
京子と寿一郎と丹沢に向かう。
予定は主脈縦走。
夜の新宿8時の電車は相模大野行。

「相模大野は渋沢より先か?」と寿一郎に聞く。
「ええ、ずっと先」と、寿一郎。
今日は最近丹沢に通いつめているという寿一郎におんぶにだっこ作戦。
相模大野は渋沢より、ずっと手前だった。
このう嘘つき!

それから、また、すったもんだの色々な手違い。
渋沢のバスは24:15に客がいたら出るとの事。
それまで二時間以上あるから歩いた方が早い・・という訳で歩き出した。
寿一郎は自他共に認める雨男。
しっかりと降り出してきたけど仕方ない。
ところが、途中でバスに抜かれた。
しかも2台、いったいとうなっているんだ!!

寿一郎の嘘はこれだけでは無かった。
ダメダ、こいつのいう事は信用出来ない!!

寿一郎がテント張るのは水無ロッジの前がいいという。
そこで張り始めたらロッジのおばさんが出てきて、
「ここは、ウチの土地だよ!!」と怒鳴られた。

雨の中、すごすごと撤去。
結局川原の砂地に張って、寝た。

10月23日
9:10出発

寿一郎が背戸の沢右俣を登りたいといいだし、結局、主脈縦走は消えた。
寿一郎は大人しそうな男だけど、結構我侭で翻弄させられる。
しかし、根はいい奴なので中々憎めない。
背戸の沢登るのにテントかついで行くことは無い。
そのまま其処に置いていくことにした。

途中で若い女性の二人連れに出会った。
寿一郎が声をかける。
寿一郎はハンサムで精悍な顔だけど、甘いマスクでもある。
二枚目をもう少しいい男にした感じ、つまり相当の美男子だ。


二人の女性は寿一郎の甘い誘いに簡単にひっかかった。
結局寿一郎の狙い通りに一緒に登ることになった。
寿一郎は平然と女の子を引っ掛ける。
僕には出来ない業を沢山持っているし沢山使う。
世の中には、ナンパ師っているものだ。

寿一郎のナンパは何回か見た。
鮮やかなもので、今のところ100%引っかかっている。
寿一郎は全部じゃ無いよ、と言っているけれど、僕が見たのは全部引っかかっていた。
こんなに片っ端からというか、どこかへ行くたびに引っ掛けてどうするつもりなのか?

だからと言って、引っ掛けた後は何かした様子も無い。
どうも、その時だけで、終わっている様に思える。
せっかく引っ掛けたのだからフォローすればいいのに・・なんて思うけれど。
その辺が、松本の調さん辺りとは違うし、伸二みたいにしつこくも無い。
調さんなんかは、あくまでやる為に引っ掛ける。
寿一郎みたいに引っ掛けてリリースしたりしない。
引っ掛ける事に関しては調さんに負けないほどの天才だけれど、
キャッチ&リリースが彼のナンパの喜びなのかも知れない。

それにしても面白いように引っかかるものだ。

その若い女性と仲尾根を下った。
その二人がモミソ岩で岩登りをしたいからザイルを貸して欲しいという。
僕は残したテントを撤収に、寿一郎はハッスルして二人の岩登りのコーチを。
どう考えても僕の役割の方が損だと思うのだけど・・。

寿一郎のやり方を見て、女の引っ掛け方が分かった気がする。
とにかく親切だという事だ。
女性は親切な男に弱い様だ。
秘訣は分かったけど、僕にはとうていできない。
それに親切は絶対だけど、その前に男前である事が前提。
まず、この基本事項でからして、僕にはナンパは縁がない様だ。

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振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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