失恋教室

Mickyを連れて箱根の温泉に行った。
天気がよくないのだが、Mickyが行くという。
この間行ったばかりなのに又”箱根餃子”がいいと言う。
雨の中走ったって面白くないよ、と言ったのだけど、雨でもいいと言う。
僕とデートしたいのか？
そんな事も無いだろうけど、何で雨でもいいのだろう。

幸い曇ってはいるけど、雨にはならなかった。
茅ヶ崎の浜に行った。
湘南は初めてだろうと思っていたのだが、前にも来たことがあると言っていた。
彼女は田舎から出てきて千葉で一人住まいと聞いていたけれど、神奈川を案外色々知っている。
この辺は”オジサン”に連れてきてもらったと言っていた。
別に嘘を付く必要も無いから多分本当に”オジサン”なのだろうけど便利なオジサンだ。


今日は、前回とは別の温泉に行った。
実はこの温泉、混浴！男湯と女湯があって、夫々内湯なのだが、露天が混浴、男湯からも女湯からも入れる様になっている。
先客がいた。
夫婦で来ていると言っていた。
露天は強烈にぬるかった。
夫婦の奥さんが露天にやって来た。
Mickyが来るかな？と思っていたけど、残念ながらは女湯に閉じこもったままやってこなかった。

案外勇気がある子かも知れないと思っていたけど、やっぱりそうではなかったみたいだ。
来ないのも無理は無いのだけれど、夫婦の奥さんは入って来たのだから、来ても可笑しくは無いのに一寸残念。
夫婦者の奥さんは中々肉感的美人だった。
見た目は三十代、旦那の方は五十代という感じだから、奥さんももっと年配かも知れないが、若く見えた。

混浴温泉は”温泉クラブ”の連中と行く事が多い。
Mickyが入って来ないのが何んだか不自然に思えたけれど、”温泉クラブ”の連中は混浴が当たり前。
考えてみれば普通の女子には混浴は無理なのかも知れない。

誰とだったら入って来ただろう？なんて想像した。
案外いないものだ。
そういう意味では”温泉クラブ”の連中は素晴らしい。
温泉大好き人間のクラブだから全然平気で入って来るけれど、普通はある程度身体に自信が無いと無理かも知れない。
”女のシンボル”に自信がある女性は攻める事が出来るからなのだろう。



箱根餃子、今日は仙石原にあるもう一軒の方の店に行った。
値段はこっちの方が安い気がする。
店内の雰囲気としては強羅の方が一枚上だけど、彼女でない女と食べるなら、こっちの店で充分だ。
ビールがとても美味かった。
飲酒運転？
そうなんだ、其れが問題、温泉入って餃子にラーメンと来ればビールはつき物だ。
さっきの横浜から来たと言っていた夫婦、しっかり飲んでいた。
酒が抜けるまで休んでから帰ると言っていた。
それに、帰りは奥さんが運転していくと言っていた。