失恋教室

定例会、ビニールシート持って清川村に出かけた。
今日は午後からペンキ屋が来るので一寸忙しいけれど、最高に暑くなるらしい。
近くていい沢無いかなと思ったけれど、人手が多いのも一寸困るという訳で諜ｹ谷にした。

バイクは僕のバイクにしたけど運転は勿論啓子、人のバイクでも自在に操る、本当に上手いと感心する。
清川村はそこそこいい所、近い割りに田舎っぽい。
コンビニで氷とコーラーとビールと適当な摘みを買って山に入った。
山と言っても山麓、大して奥深い訳では無いが、結構日陰もあって水浴びするには手頃だった。

そこそこ大きめの淵を見つけて陣取ってシートを広げてゴロリ、蝉や小鳥の鳴き声が夏を感じさせてくれた。
啓子は・・、そこで何をされるのか見当はつけている。
さっそく例の水着を啓子に・・、恥らうことも無くﾊバイクウエアーを脱ぎ捨て水着を・・、おっと待った！

緑の小枝で太陽が遮断された啓子の白い肌が輝いて見えた。
水着をつける前に・・、折角の野外ヌードだ、一寸この雰囲気を楽しみたい。
啓子は自分の彼女だと思っているけど、よくよく考えると人の彼女だ。
人の彼女が目の前で着ている物を全部脱ぎ捨て全裸になっている光景は異常なほどに美しい。
自分の女だと思うと大して刺激的ではないけれど、人の女だと思うと実物以上に綺麗に見える気がする。

啓子を引き寄せて押し倒した。
啓子の体に覆いかぶさる事で、グイっと立てば立派なものだが流石にそうは行かない。
結構感じているのだけれど、テントが建つほど元気が無い。
打率１０割、そう思って気を集中させたのだけど、自力では残念ながら無理そうだった。

人の女房、しかも全裸、しかもスリムだから野外でも見栄えがいいし、やる気ならやらせて貰えるのは確実、こんな好条件で立たないのが情けない。
いつもはマンネリ、マンネリ感があるからＰＥＡが分泌しないかと思っていたけど、そうでもなさそうだ。
素肌で抱きしめれば立つかも知れないけど、立たなかったら恰好悪いし相手にも悪い。
立たなかったら脱いだ理由を水浴びするからと言って誤魔化すしかないっていう感じなので諦めようとした。

啓子が・・、啓子が腕を掴んで「噛んで」と言った。
”噛んで？　何処を？”
よく分らなかった、啓子がそんな事を口にする事は無い、何が起こったのかよく分らなかったけれどとりあえず目の前の乳房をそうした。
啓子が・・、啓子が頭を抑えて「もっと強く」と言った。
よく分らなかった、女だからＭには違い無いがそんなにＭ度が強いとも思えないけど、とりあえずそうした。
啓子が・・、啓子がうめき声を上げて腰を捩った、其の瞬間テントた立った。
行ける！　そう思って、啓子にしていいかと聞いた。
啓子はもう完全にモードに入っている、周りの事など全く気にしていないという感じだった。

野外で・・、昔、啓子と野外でした事がある。
奥多摩の山の中で、その時は暴走族に見つかった。
その帰りの神社の境内で、その時は子供に見られた。
女は男より度胸がある、その時はそう思ったけれど、度胸というよりは女はモードに入ってしまったら火事でも地震でも泥棒が来ても気が付かないのかも知れない。