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美女コンテスト (三人衆:江ノ島)

夏休み第一弾企画!

邦子から江ノ島に誘われた。
他に丹沢にも誘われているが此方は日程が決まっていない。
江ノ島の方は三人衆の企画だから僕の役目は番犬かボディガードだろう。

何で三人衆の企画なのに誘われるのか?
只の習慣?
多分そんなところだろうが、只の番犬として連れて行くという考えが三人の根底にある気がする。
一人の男として認められていないのは無念ではあるが、番犬でも全然不満は無い。

去年までは少なくとも男としての権威はあった。
”大人の女を知っている”、其れは絶対的な格差だった。
青臭い中学生なんかに興味は無い!
そう思っていたのは事実だし、だからかそ三人衆を相手にしなかったし、兄貴感覚でいられた。

ところが・・。
確かに安恵さんに夢中で中学生なんてと思っていたけれど、知らない内に瑠美子に強いインパクトを受けていた。
安恵さんが居なくなった今、という背景もあるけれど天女が舞い降りた今は全く事情が違う。
三人の番犬というよりは瑠美子の傭犬という気がする。

瑠美子は形の上では間違いなく僕の女になったけれど格が違うし思いの度合いが違う。
僕は瑠美子に夢中だけれど瑠美子は僕に夢中ではない。
飼われた犬は主人に対して絶対的に服従するが、主人は何時飼い犬を見捨てるかも知れない。
格が違うし立場が違う。

飼い犬は絶対に飼い主を支配する事は出来ない。
瑠美子の体は支配した気になっているけれど、そうでは無く慕う飼い犬を可愛いと思って叶えてくれただけかも知れない。
瑠美子との関係は極めて不平等な条約で結ばれているに過ぎない。
逆に瑠美子を飼い犬にしたいという思いもあるけれど、其処には絶望的な壁がある気がするし無理だろう。
何しろ力関係に圧倒的な差があり過ぎるから、この逆転はあり得ない。

三人衆の企画の江ノ島、それは主人が行く以上はそこに着いて行くのが仕事だし嬉しいから即座に邦子に参加を伝えた。
邦子からしてみれば僕は三人衆の番犬だろうが、僕は主のお供である。

江ノ島に行ってみて驚いたのだが、三人衆は砂浜で何人にも声をかけられた。
大概は高校生位の若い男達のグループだったけれど、三人衆は軟派されるのを結構喜んでいるみたいだ。
こういう場合、番犬としたらどうしたらいいのだろう。
主人が危険と思えば猛然と主人を守らねばならないのだろうが、主人が嫌がって無い場合はどうしたものか甚だ困る。
幸い三人衆は男達について行かなかったので出番は無かったけど、着いていってしまったらどうしたものだったのだろう。

さてさて三人衆、流石に水着姿になるとその体型が露になる。
僕としては主人が一番綺麗であればそれでいいのだが、三人衆が回りの女性より綺麗ならもっといいと思った。
実際問題、三人衆の体型は周りの大人の女性と比べると女としては見劣りがした。
不思議なもので、見劣りがしても其れがマイナスには感じないし、見劣りはしても回りの女性達より美しく見える。
三人衆より女として綺麗だと思った大人の女性もいたけれど、大概は三人衆の方が勝っていた。

客観的に見れば三人の中で一番ボインの邦子ですら周りの大人の女性の乳房には敵わない。
絶対値としては敵わないのだけれど、其の分体型が小さいから相体的にはボイン度が大きく見える。
だから負けているという気がしない。

もう一つの発見。
三人衆の乳首が見えた。
勿論水着の上からだけれど、それでも周りにはそういう水着の女性はいなかった。
乳房の半分位を露にした女性は結構いたけれど、乳首の位置は分からないのに三人衆は乳首が分る。
そういう事に気がつかないのか、それとも気にしないのか、兎に角無頓着で、やっぱり子供なのだと思った。

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振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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