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四国の八金さん

八金さんは四国にあるIT系の有名な会社の担当部門の人、四国にの八金とは当にこの人の事を言うのではないかと思った位に凄かった。

只、凄いという事だけなら問題は無かったのだけれど、仕事の方面での攻撃が凄く、客商売の我々としては
”問題の客”の中でも断トツ中の断トツの担当だったので、部下達は尽く手を焼いていた。

部下達に言わせると”無茶苦茶な事を言う”という事だった。
で、何人もが代わって行ったが尽く撃沈され、手に余るからなんとかしてくれと泣き付いて来た。
最初の内は手に余るからと言っても所詮女だろう!と叱っていたのだけれど、結局部下に連れられて恐る恐るお会いした。
なるほど迫力のある人だなあというのが第一印象だった。

帰ってから部下が言うには、いつもはあんなもんじゃないとの事、そこでラインは違う別の部門の部下に命令した。
”オマエ、行って一発やって来い、やったら今年のボーナス最高査定をつけてやる”と。
彼は配下の中では一番の美男子、今でいうイケメンだった。
そのイケメンは顧客の女子社員には抜群に人気がある男で、女を誑し込んで契約を獲って来る腕にかけては
ナンバーワンの男だった。
そしてその甘いマスクのイケメンを送ったのだが、帰って来たかのイケメン曰く、
”所長、あきまへんヮ、あれは如何に私でも出がでまへんヮ”。

其のイケメンは言って見ればわが手駒の最終兵器、奴がダメだったらもうあの八金女を落とせる奴は居ない。
期待して送ったのに期待しない報告を受けて、頭に来て彼に怒鳴った。
「オマエ、今度のボーナス、ヌキや!!」。

そして再び四国へ。
最終兵器を投じても爆撃出来なかった四国の八金、 見た感じは部下達が言う喉難攻とも思えなかったのが、
やっぱり其れは仮面だったのか?
上等じゃねえか、一丁八金なる女と勝負して見せてやろか!
・・なんて、息巻いてみせたものの、自信はまるで無かった。
好意的ならまだしも敵対的だったら、相当難しい、何しろ会社の看板背負ってやるのだから相当のリスクがあった。
然しまあ、”色々ご不満もございましょうが、部下たちを優しくご指導”していただかないことには解決しない。
八金さんの逆鱗に触れたら、契約の継続自体が極めて危ういのだから、そこは何とかしなければならなかった。

彼女を飲みに誘うのは簡単だった。
酒が強い事を自負しているから・・という事で部下二人連れて彼女と飲み屋へ。
相手は一応取引先、彼女は立場的に強いと知っていて態度も強気だし男をなめているところも確かに見られた。
然し、僕はこういうタイプに抵抗感が無い。
いびりや良子を手なづけた自信? そんな事もあったのかも知れない。

八金さんは脂ぎった体質らしく、四体が蒸れ蒸れという感じ、一見して性欲の塊みたいな女という感じ。
意外に突っ張っているだけかも知れなかったけれど、零れる肉塊を明らかにアピールはしていた気がする。
「部下達を帰して、今夜は飲み明かしましょう」と提案、これは正解、彼女は挑戦状だった。
何しろ相手は男を男と思って居ない八金、男から挑戦状を叩きつけられて逃げだす玉では無いのは分かっていた。

案の定、彼女は男に負けないと自分で思っているから、オールナイトで飲むと言ってもビビらなかった。
二軒程梯子して、そのまますんなりホテルへ。
遊びなれしている!と威嚇は、裏から見れば誘惑とも受け取れる、ホテルへ行くことを既に期待していたのか?
の様だった。
顧客のニーズに応えたサービスを提供するのがサービス業、今、此の時の彼女のニーズは何か?
最大限はともかく、彼女の自尊心を保つ事、それは最小限の責務、そんな気がした。

その後、部下達に聞くと、彼女の苛めは大分弱まったけれど解消はしなかった様だ。
彼女が不満があると「所長を呼べ!」と偶に口にするらしいが、とりあえず契約の継続には繋がった。

八金さんは仕事先のお客さん、やや色黒で小太りで、どちらかと言うと魚屋さんみたいなイメージの人だった。
会社の社員が、その八金さんに手をこまねいていた。
此方の要望は受け入れず、先方の要求ばかりして、不満が溜まると上司を呼んで来いとどなりまくるのだそうだ。
部下の男達は大阪の人間、誰も商売的にはいいセンス、そんな彼らをことごとくなぎ倒す八金さんは凄い女性に違いない。

部下の中に優秀な男が居た。
お客さんの女性に取り入って、上手い事言って注文を取って来る技術にかけては天下一品だった。
甘いマスクで背も高くて、確かに彼から誘われたら大概の女性ならイチコロという悩殺力を持っていた男だ。
八金さんを攻略するには彼しかいない、そう思ってそのイケメンの最終兵器を八金さんにさし向けた。
帰って来たその最終兵器曰く、「所長、ありゃ駄目ですわ、私でも手に負えません!、まさに四国の八金ですわ」。

という訳で四国まで出陣となった。
噂の八金さんには既に二度は挨拶しているから、大体の感じは分かるのだけれど、部下が言う程意地悪な人だとは思っていなかった。
彼女は酒が強いと聞いていたので、とりあえず飲酒接待作戦から開始、話している内にガス抜きが必要だと思った。

ガスを抜いてやれば爆発もしないだろうと思ったけれど、そのガスの種類は何なのだろう。
年齢的には三十代の中ほどか? 未婚らしいとも結婚しているという噂もあった。
仕事上のストレスか、金銭とか家庭とか或いはセックスとか、色々な事が考えられた中で、一つの大きなポイントは
田舎ストレスだと思った。
要はカルチャーショック、都会に憧れとか逆な意味でも偏見を持っているのは、飲んで砕けて、一寸Hな話も仕掛けてみたら反応が出た。
要は自己を他人に認めさせたいという欲望が結構溜まっているし、周囲の田舎者ではそのカルチャーを運んで来ない
不満から、外から来た者にぶつけているという感じだった。

作戦は決まった。
彼女の知らないカルチャーペースに持ち込んでしまえば、彼女は必死に食いついてくるに違い無い。
彼女は自分が知らない事を人に悟られるのが嫌な性格に見えたから、絶対に食いついてくるに違いないと思った。

部下を返して、彼女と飲み直し、周囲に人がいるとどうしても高く構えてしまうし女王様をやってしまう。
「今夜、帰らなくてもいいでしょう?」
彼女の話の中に彼という言葉が度々出てきて、彼の事や彼との事を話していたけれど、そう言った瞬間から彼がピタッと出無くなった。
話は一発で決まった。
今夜一緒に泊まるかも知れないという意識で、彼女のPEAが最大限に分秘したのだろう。

町外れのラブホ、田舎の事だから、それに此れだけの八金さんだから顔も知られているかも知れない。
そうは思ったけど元々セックスが目的では無いし、ペースを彼女に合わせていたら本来の目的が達成しない。
予想した通り、八金さんはホテルに入る時には、既に只の従順な女性に変わっていた。

遊びなれしている風に突っ張っていたけれど、男性経験はせいぜい数人だろうとフェラをさせて直ぐに思った。
然し彼女の自尊心は守ってあげなければならない。
口程経験が無いと思っていいる事を彼女に悟らせない様に、充分な遊び人の女という設定を守って大胆に責めた。
彼氏がいるのを承知の上で抱いていると思わせる為に、平然とした態度で彼女のアナルにも指を入れた。
多分、彼女は初めてアナルに指を入れられたのだと思うが、それでも彼女はこんな事は経験しているという顔でいた。
経験があるかないか、それは幾ら経験豊富な振りをしても肛門の締め方で分かる。
確かに彼女は処女では無い様だが、アナルは緊張しっぱなしだった。

アナル処女の彼女はまさか剥き身でアナルにに入れられるとは思っていなかったに違いない。
僕も全くそういう予定では無かったのだけれど、この際クライアントサービスだと思って四つん這いにさせてた。
もっと尻の穴を見せろと強く言うと、目一杯経験済みを表現して尻を突き出したので、もう引っ込みがつかなかった。

翌朝、二人で風呂に入って、そこではイラマチオ、フェラなんて生優しい事は認めなかった。
経験豊富なら、このくらいの事は出来るだろうという感じで、構わず乱暴に喉の奥まで何度も突き上げて射精した。
八金さんのアゴを持ちあげて、飲まながらキスをしてもう時間だと言って終了、そのまま二人で彼女の勤務先へ出勤した。
先に着いていた部下に朝帰りだと言ったら、八金さんは一寸恥ずかしそうな顔をしていた。

数週間後に上阪した部下にその後の八金さんの様子を聞いたら、お陰さまで大人しくなっていますと言っていた。
只、また来てくれと言っていたとも言われたが、それは困る、ああいう方法は非常手段、一回しか効き目が無い。
今度行ったら、只の不倫、それは其れでいいかも知れないけれど、私的な不倫なら好みのタイプの人がいい。
そう部下に言ったら、そうおっしゃらずに、又お願いしますよ、又爆発したら電話しますからと言われた。

八金さんはアバズレでも意地悪女でも無かった。
多少つっぱって見せたいという性分はあるかも知れないけれど、気性のさっぱりした姉御肌の八金さんだった。


後日記

その後そのお客さんの所には三。四回以上は行ったと思う。
殆どは現場視察を兼ねた先方の社長、副社長への挨拶だが、当然ながら八金さんの顔も見る事になる。
現場の連中としては先方の社長さんへの挨拶よりも八金さんに挨拶して欲しいというのが本音だったろう。
その後も小さな噴火はあったみたいだが、非常警戒避難する程の大噴火は無かったみたいだ。

勿論、八金さんと飲みに行ったのはあの時だけで、その後は飲んでいない。
その間、一、二度は先方の課長さんも含めて現場の連中は八金さんと飲んでいるらしいが、その度に僕の話題が出たという。

現場の連中は僕があの日八金さんをやったとも、朝帰りと言ったのは冗談だとも思っているらしい。
どっちにしても、噴火は収まったので、何かの処置はしたに違いないとは思っているみたいだ。

八金さんは改めて見ると中々いい脚をしている。
バストは大きく制服からはみ出している感じはするけれど、まあまあ形も悪くない。
何回か行った中で八金さんと話をしたのはホールでだけだけれど、一度だけ事務所にやって来た。
売り上げのデーターは全て八金さんは掌握する立場の仕事をしているから、当然パソコンを見に来る事もある様だ。

事務所に一人でいる時にやって来た八金さんがパソコンを開いた。
仕事をしている振りをしているけれど、事実仕事の為に来たのかも知れないけれど、パソコンには目が行ってなかった。
パソコンに格好だけ向かっている八金さんの肩に手をかけた。
八金さんは完全に固まっていた。
丁度似た様なポジション、それこそ其のまま膝を床に落とせばアナル処女喪失の体位と同じ感じ、彼女が固まるのも無理は無かった。

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振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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