失恋教室

サラリーマンになって一番最初に手掛ける事は職場に彼女を作ること。
手っ取り早く手近いからという事もあるが、サラリーマンは出張とか転勤があるから、その行き先ごとに彼女がいると助かる。

出張先とか出先機関の彼女は言ってみれば現地妻、どういう彼女がいいとかいう贅沢な事は言えない。
選り好み出来る程もてる男ならともかく、並の男なら現地妻になってくれる人がいればそれでよしとせざるを得ない。
誰でもいいというのは言いすぎだけど、そこそこ普通に好感を感じ合える人なら充分だ。

但し、本拠地の職場の女性を選ぶ場合は流石に少し条件が高い。
当然会う頻度も高いのだから、位置的には職場の本妻、結構多面的な可能性がある人を選ぶに越したことは無い。
職場に女を作るというのは、恋人を作るのとは意味が違う。
恋人を作るのなら職場である必要は無い訳だから、根本的に意味が違う。

只、本拠地の職場に女を作るのは、結果としてその女に恋をして結婚する事になってしまう可能性もある。
毎日８時間は顔を見る人だから、当然ながら情も湧くし、其れを恋だと勘違いして掴まってしまう事もあ言える訳だ。
だから、本拠地に女を作る場合は、絶対に結婚はしない女という枠で探すか、結婚する事になってしまってもいいと
思う女か、
初めから自分が納得でく為に明確にしておく事が大事だ。

男にとって職場の女には其々の存在価値、存在目的、存在理由がある。
仕事で使う女、遊びで使う女、情報源として使う女、隠れ蓑に使う女、飲みに連れて行く女、レジャーに使う女、
・・それは様々だ。

それらの多目的な使い方が全て出来る女を見つけられればそれに越したことは無いけれど、そうはいかない。
従って、目的ごとに別の女をという事になって、複数になる可能性の方が高い。
女の数は複数でも構わないが、但し、女同士が同一の職場というのは止めた方がいい。

滅茶苦茶持てる男ならそれも可能かも知れないけれど、並の男だとそれは虻蜂取らず、どの目的も達する事は難しい。
従って、並の男の場合は現実的には目的優先で無く人数優先、同じ職場の女は一人しか選べないというのが現実的だ。

そこで、さて同じ職場からは一人しか選べないとなるとどういう女を選んだらよいのだろうという事になる。
だから、自分が納得でく為に己の目的を明確にしておく事が大事な訳だ。

目的が何であれ、共通する条件は抱ける女であること、それは職場の女としての絶対条件でもある。
出来れば抱きたいと感じる女がいいし、更に言えば職場でも抱かせてくれる女がいい。
最低限、万が一結婚する事になったとしても後悔しないと確信できる女にした方がいいけれど、其れは実際には結構難題、
現実的には若しそんな女がいたら、職場の女として理想の女なのかも知れない。