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山下公園 (Toko)

Tokoと山下公園に行った。
Tokoの視力が悪いのは知っているけれど、どの位悪いのかは知らない。
眼鏡が嫌ならコンタクトでもすればいいのにと思うけれど、それも嫌なのだろうか。
視力の悪い女性と付き合ったことが無いので、ついつい先へ行ってしまうことが偶にある。
駅のフォームとか賑やかな街とかだと偶に逸れてしまう事すらある。

僕も視力がいい方ではない。
冬の白馬で雪目に遭って以来近視ではないのだが、前よりシャープに見えない。
一番感じるのは夕方、朝日は大丈夫だけど夕日は視界が白ずんで鳥目状態になる事がある。

山下公園に行った狙いは野外セックス、週刊誌に痴漢が出ると書いてあったので、行ってみる事にした。
あわよくば痴漢に見せてあげようというのが狙いだった。


しかし、一体山下公園の何処でアベック達がセックスしているのか、そんな適当な場所は見当たらなかった。
港が見える岸壁沿いの歩道にはベンチが適当な感覚で並んでいる。
ベンチは確かにアベックに占拠されているけれど、港を見ながら散歩する人達が目の前を通るからとても無理だ。
下見段階では明るすぎて当然痴漢も見当たらなかったけど、それにしてもアチコチ探し回っても芝生も草むらも無い。
一体アベック達はどこで野外セックスをしているというのだろう。

週刊誌のルポ写真では小さな木立に囲まれた草むらの様な感じだったが、それは一体どこにあるのだろう。
セックス自体、唯一考えられるのは大きな木立の影という感じだが、そういう所も殆ど土が露出しているので泥だらけになりそう。
それも人影を完全に隠すほどの樹木は無いから、木につかまらせて後ろ櫓か碁盤攻めでなら出来なくはないかも知れない。
Tokoの協力があれば立ちかなえも出来るかも知れないけど、それはTokoには無理だろう。
いずれにしても週刊誌の記事や写真は嘘っぽいと思った。

山下とし子

ともかく日没までの時間潰しにレストランへ行って食事をした。
Tokoに野外で抱くとは言っておいたから、そのつもりでは来ているのだろうが、偵察の状況では無理そうだ。
ベンチにいたアベックの二、三組はキスをしていたけど、殆どは海を見ながら語り合っているだけだった。
Tokoに出来るのはせいぜいキス止まり、それ以上は絶対に無理だろう。

Tokoが了解しているとすれば其れはは野外でされると事だけで、人に見られながらされるとは思ってもいないだろう。
キス程度ならTokoも「松葉」でボーイに見られているのを知っていてされた事があるから嫌がらないかもしれないが、
人にみられながらとなるとそれ以上は絶対に無理だろう。
ベンチで出来るかと聞いたら、案の定「えええっ」と嫌がっている返事だった。
幾ら視力が悪いといってもそれとこれは別で恥ずかしいのだろう。

僕も想像するだけでも全く恥ずかしくて無理だと思ったから、Tokoが恥ずかしがって嫌がるのは当然だと思ったけれど、
”出来ない”と言うTokoに態と不満そうな顔をしてみせた。
別に”出来ない”という不満は無かったし、只の会話的な演出に過ぎなかったのだけど、Tokoが一寸間をおいて、
「お口でなら」と言ったので此方が驚いた。
多分Tokoは本気で怒っていると思ったに違いない。
一寸、演技が利きすぎたかも知れない。

そこで止めておけばよかったのに、調子付いたというかなんとなく引っ込みがつかない格好になってしまって、
不満気な顔のまま「アソコで脱ぐのは大変だろう、出る前に此処で下を脱いで来い」と言ってしまった。
Tokoは又、「えええっ・!」と言ったが、渋々化粧室に立った。

レストランを出て大通りを公園へ横切って公園の入口に向った。
公園を見ると辺りはもうすっかり暗くなっていたので、この分なら木立の中で出来るかも知れないと思った。
ところが公園の入り口近く迄来て、Tokoが付いて来ないのに気が付いた。
逸れた。探した。
ようやくTokoが大通りの向かい側でうろうろしているのを見つけた。
Tokoが目が悪いのをすっかり忘れていた。
Tokoはまるで飼い主に逸れて必死で主を探している飼い犬の様な感じだった。
Tokoをペットと思った事は無かったが、その姿があまりにも可哀想で、大事に可愛がってあげなければいけないと思った。

結局、公園には入らずに、そのまま二人で横浜駅まで歩いた。
今度は迷子にならない様にTokoの腰をしっかり抱き寄せて歩いた。
何にもしないで歩くだけだったけれど、Tokoが前よりずっと恋しい女だ思った。

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振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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