失恋教室
女性は恋に生きるものだから悲しい恋も絵になるけれど、恋しても恋しても捨てられは捨てられている男って、只、恰好悪いだけですね。
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同窓会① 思いがけない電話
その頃、大阪に転勤になって、単身赴任の所謂独身貴族の生活を送っていた。
転勤は言ってみれば順番、まあ、何れは来ると思っていたけれど、支店が北海道に無いのが残念。
転勤するなら北海道か長野がいいと思っていたけれど、北海道にも長野にも支店は無いのでそれは無理。
支店がある所だと仙台が一番いいなと思っていたけれど、残念ながら関西だった。
然し、まあ、関西は関西で其れなりに面白かった。
一番面白いと思ったのは歴史のある街が沢山あった事、それこそ日本史や時代劇に出て来る有名な建物とか
古戦場とか武芸者の生誕地跡とか忍者の里とか、手にとって見れる歴史は実に楽しかった。
高校で習った日本史なんかは、あくまで教科書の中での試験用の丸暗記、ちっとも身につかなかったけど、
関西の高校生なんかは現物を目にしているので日本史もすんなり覚えられたに違いないと思うと羨ましかった。
毎日の生活は平日は殆ど退社後マージャンか飲み会、土曜は掃除と洗濯と食糧の買いだし、日曜は名所古跡を
尋ねてバイクでツーリングか仕事現場の訪問、そんな感じだった。
意外な事に私生活は中々クリーンで、職場の女は持たなかった。
と、いうより、勤務先に女性は一人しかいなかったので、持ちたくても持てなかったというのが本当の処。
単身赴任している連中がどうしてパチンコばかりしているのが不思議だったけれど、何故だかよくわかった。
要するにやる事が無くて、身体をもてあましているという事だ。
幸、借りたマンションには駐輪スペースがあったので、バイクを家から運んで週末はツーリングが出来たから
パチンコに溺れる事は無かったけれど、層でも無ければ週末の過ごし様がなかったかも知れない。
そんなある日、突然に山田さんの奥さんから電話があった。
PHSは職場から支給された物、何で奥さんが知っているのだろうと思った。
関西への転勤はどうやらご主人から聞いたらしく、PHSは職場から聞いたらしい。
まあ、ご主人が取引先だから、その社名で電話すればPHSを聞きだすのは簡単だったのかも知れない。
久しぶりに山田さんの奥さんの声を聞いて懐かしかったし、嬉しかった。
奥さんは毎日何をしているのか?と聞いた。
何をしているか?と言われても仕事に来ている訳だから仕事しているとしか答えようが無いのだけれど、
奥さんの聞いているのはそういう事では無いだろう。
当然私生活の様子を聞いたに違いないのだが、取敢えず週末の過ごし方を話した。
名所古跡のツーリングとかバイクで日帰り温泉とか、そんな話をしたら奥さんが羨ましがった。
それもそうだなと思った。
言ってみれば、普通観光でやって来る処に気軽に毎週でも行けるのだから、東京方面の人には羨ましいに違いない。
そんな中で、奥さんが京都辺りを案内してくれないか?と言ったので一寸吃驚。
冗談で言っているのではないかも知れないと、咄嗟に思った。
然し、奥さんとはとっくに終わっている。
今更また付き合うという訳でも無いだろうに、どう言う事?と思ったけれど、奥さんはリップサービスだけで
そんな事を言う人ではなかったし、若しかして本当に来るつもりかも知れないと思った。
奥さんに合う事はやぶさかではないし、京都見物なんか何時でも出来る。
車は無いけれど奥さんはバイクにも乗せられるし、京都案内なんか全く問題無いのだけれど、こっち迄来る
という事は当然泊りになるだろう。
・・・という事は・・???
泊りで遊びに来るという事は、当然どういう事が起こるか、奥さんは想定しているに違いない筈。
まさか、何事もなく、只の京都観光に来ると思っているとは思えないのだが、そうも聞けない。
一寸した無言の駆け引き、奥さんも其れは言えないし、僕も聞けないけど、互いにその事は意識している。
そういう感じだった。
何時頃来るのか?と聞いたら、案内して貰えるのなら来週かさ来週と言った。
どうやらご主人が米国に中期出張、三週間か一ヶ月になるかも知れないとの事。
間違い無い!と思った。
その後の彼女とは全然会っていないし、彼女の近況は知らないけれど、三週間も一ヶ月も一人でいられないに違いない。
僕に電話して来るという事は、その間の寂しさを紛らわす友達とかが他にいないのだろうと思った。
僕に会いたいという訳では無く、話相手とか、何かやる事が無いから暇つぶしの相手が欲しいに違いない。
そしてその暇つぶしとは??
奥さんは寂しがり屋である事は間違いない。
ご主人が留守の間、以前に何度もその相手をさせられたから、其れはよく分かっている。
逆に言えばよく分かっているからこそ相手をさせたという事かも知れない。
だから今回も、多分そう言う事だと思った。
京都云々は多分口実、京都の宿がどうのこうのと言っていたけど、余り本気では考えなかった。
山田さんの処は子供もいないし、お金もあるのだろうけれど、1、2泊ならともかく何泊もしたら結構掛かる。
どの位滞留するのか?と聞いたら、特に決めていないとの事。
彼女に僕の都合を聞かれたけれど、平日は無理だけれど土日なら問題無い。
平日、足場にするなら家に泊ったら?と言ったら、ありがとうと言っていた。
転勤は言ってみれば順番、まあ、何れは来ると思っていたけれど、支店が北海道に無いのが残念。
転勤するなら北海道か長野がいいと思っていたけれど、北海道にも長野にも支店は無いのでそれは無理。
支店がある所だと仙台が一番いいなと思っていたけれど、残念ながら関西だった。
然し、まあ、関西は関西で其れなりに面白かった。
一番面白いと思ったのは歴史のある街が沢山あった事、それこそ日本史や時代劇に出て来る有名な建物とか
古戦場とか武芸者の生誕地跡とか忍者の里とか、手にとって見れる歴史は実に楽しかった。
高校で習った日本史なんかは、あくまで教科書の中での試験用の丸暗記、ちっとも身につかなかったけど、
関西の高校生なんかは現物を目にしているので日本史もすんなり覚えられたに違いないと思うと羨ましかった。
毎日の生活は平日は殆ど退社後マージャンか飲み会、土曜は掃除と洗濯と食糧の買いだし、日曜は名所古跡を
尋ねてバイクでツーリングか仕事現場の訪問、そんな感じだった。
意外な事に私生活は中々クリーンで、職場の女は持たなかった。
と、いうより、勤務先に女性は一人しかいなかったので、持ちたくても持てなかったというのが本当の処。
単身赴任している連中がどうしてパチンコばかりしているのが不思議だったけれど、何故だかよくわかった。
要するにやる事が無くて、身体をもてあましているという事だ。
幸、借りたマンションには駐輪スペースがあったので、バイクを家から運んで週末はツーリングが出来たから
パチンコに溺れる事は無かったけれど、層でも無ければ週末の過ごし様がなかったかも知れない。
そんなある日、突然に山田さんの奥さんから電話があった。
PHSは職場から支給された物、何で奥さんが知っているのだろうと思った。
関西への転勤はどうやらご主人から聞いたらしく、PHSは職場から聞いたらしい。
まあ、ご主人が取引先だから、その社名で電話すればPHSを聞きだすのは簡単だったのかも知れない。
久しぶりに山田さんの奥さんの声を聞いて懐かしかったし、嬉しかった。
奥さんは毎日何をしているのか?と聞いた。
何をしているか?と言われても仕事に来ている訳だから仕事しているとしか答えようが無いのだけれど、
奥さんの聞いているのはそういう事では無いだろう。
当然私生活の様子を聞いたに違いないのだが、取敢えず週末の過ごし方を話した。
名所古跡のツーリングとかバイクで日帰り温泉とか、そんな話をしたら奥さんが羨ましがった。
それもそうだなと思った。
言ってみれば、普通観光でやって来る処に気軽に毎週でも行けるのだから、東京方面の人には羨ましいに違いない。
そんな中で、奥さんが京都辺りを案内してくれないか?と言ったので一寸吃驚。
冗談で言っているのではないかも知れないと、咄嗟に思った。
然し、奥さんとはとっくに終わっている。
今更また付き合うという訳でも無いだろうに、どう言う事?と思ったけれど、奥さんはリップサービスだけで
そんな事を言う人ではなかったし、若しかして本当に来るつもりかも知れないと思った。
奥さんに合う事はやぶさかではないし、京都見物なんか何時でも出来る。
車は無いけれど奥さんはバイクにも乗せられるし、京都案内なんか全く問題無いのだけれど、こっち迄来る
という事は当然泊りになるだろう。
・・・という事は・・???
泊りで遊びに来るという事は、当然どういう事が起こるか、奥さんは想定しているに違いない筈。
まさか、何事もなく、只の京都観光に来ると思っているとは思えないのだが、そうも聞けない。
一寸した無言の駆け引き、奥さんも其れは言えないし、僕も聞けないけど、互いにその事は意識している。
そういう感じだった。
何時頃来るのか?と聞いたら、案内して貰えるのなら来週かさ来週と言った。
どうやらご主人が米国に中期出張、三週間か一ヶ月になるかも知れないとの事。
間違い無い!と思った。
その後の彼女とは全然会っていないし、彼女の近況は知らないけれど、三週間も一ヶ月も一人でいられないに違いない。
僕に電話して来るという事は、その間の寂しさを紛らわす友達とかが他にいないのだろうと思った。
僕に会いたいという訳では無く、話相手とか、何かやる事が無いから暇つぶしの相手が欲しいに違いない。
そしてその暇つぶしとは??
奥さんは寂しがり屋である事は間違いない。
ご主人が留守の間、以前に何度もその相手をさせられたから、其れはよく分かっている。
逆に言えばよく分かっているからこそ相手をさせたという事かも知れない。
だから今回も、多分そう言う事だと思った。
京都云々は多分口実、京都の宿がどうのこうのと言っていたけど、余り本気では考えなかった。
山田さんの処は子供もいないし、お金もあるのだろうけれど、1、2泊ならともかく何泊もしたら結構掛かる。
どの位滞留するのか?と聞いたら、特に決めていないとの事。
彼女に僕の都合を聞かれたけれど、平日は無理だけれど土日なら問題無い。
平日、足場にするなら家に泊ったら?と言ったら、ありがとうと言っていた。
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