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友達関係は?  (京子:蒲田の実家)

この頃、京子の部屋に頻繁に通う様になった。
山小屋で一夏を一緒に過ごして以来すっかり仲良し友達になった感じだ。
元々山小屋でバイトする位だから京子は山が好きなのは間違いない。
山という共通の趣味が、軸になって山を降りてからも付き合いが始まった。
障子や邦子との付き合いが始まったのと同じパターンだ。

京子の家は大きな家だ。
両親と姉夫婦と一緒に住んでいる感じだが、経営する工場と隣り合った家なので、常時活気があるというか
忙しい感じで、いつも人の声が絶えない。
京子の部屋は階段を上がった直ぐ角、その奥にも幾つか部屋があるけれど、その先が誰の部屋なのかは知らない。
階下には事務所があり、且つ子供の声は何時も階下から聞こえてくるから、階下は他人の行く場所ではない感じだ。

初めて来た頃は事務所で会って、そこから何処かへ出かけていたが、何時の頃からか二階の京子の部屋に
移動する様になり、以来二階専門になった。
家族は最初は只の山友達と思っていたに違いないが、次第に山以外でも付き合っているのを感じだし、
今では娘のボーイフレンドという認識でいる様な感じがする。

京子との付き合いは互いに暗黙の内に一つの契約が成り立って来た気がする。
即ち、京子は僕に車とスキーを教える役で、その代わり僕が山を教えるという契約だ。
互いの信頼関係は日々益々強くなっている。

京子も家に何度か遊びに来ている。
只、居心地としては京子の部屋の方が落ち着く感じだし、京子には車という足があるから京子の家の方が何かと便利だ。
京子の家の場合、京子の部屋だが、家の場合は応接間になる。
応接間というのは長時間いられる場所には向かないけど、だからと言って僕の部屋はベッドしかないから不都合だ。
其の点、京子の部屋は間に炬燵を置けば丁度いい茶の間話も出来るし、山や車の地図を出したりして色々計画も出来るし、
疲れたらごろりと横にもなれるし非常にいい。

男と女の間にはこうした仕切り台が必要だ。
ちゃぶ台なり炬燵なり、こうした仕切りが、非常にいい間を作ってくれる。
日本間というか日本人の知恵だと思う。
僕の部屋もそうだが、障子の部屋も瑠美子の部屋もこの仕切りが無かったから、話はベッドでするしかなかった。

京子の部屋はベッドが無いからちゃぶ台があるというのが実に素晴らしい。
抱く気になれば何時でも抱けるし、ずっと友達だけでいることも可能だ。
ちゃぶ台をどけるかどけないか、この微妙な仕切は実に日本的で気に入っている。

このまま、友達関係でいつまでもいられたらいいなと時々思うけど、それは無理だろうとも思う。
例えば京子に彼氏が出来たら、いくら友達だからといっても、もうこの部屋には上げてくれないだろう。
若し、彼氏が居ても此の部屋に入れてくれるのなら本物の友達だと思うけれど、彼氏が居るのに他の男を部屋に入れていたら
周りから変な目で見られる気がする。
つまり、友達なら外で会うだけ、家で靴を脱いだらもう友達ではないという事だろう。

今のところ、京子に彼氏はいないから、友達関係は当分成立するだろうが、家の人からはどう見られているのだろう。
京子自身はどう思っているのだろう。
まさか抱かれるとは思っていないのかも知れないし、部屋に入れているのだからそのつもりもあるのかも知れない。

京子を抱くのは容易い気もするし難しい気もするけれど、抱かないのも容易い気がするし難しい気もする。
意思があれば、どちらも可能だし、意思が無ければどちらも不可能だという気もする。

只、京子の家族が京子より先に友達では無く恋人だと認識してしまうと、友達でいる事は難しくなるかも知れない。

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振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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