2ntブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://siturenkyousitu.blog.2nt.com/tb.php/665-32ac381a
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

社宮司沢  (和子: 京子)

2月25日ー26日
京子と和子と丹沢を登った。
実は道志側というのは殆ど行った事が無い。
敢えてミステリーゾーンとしていかない様にしている面がある。
そうすることによって丹沢がとても奥深い山に思えるからだ。
そういうところは、一寸女の楽しみ方と似ている。
女も、特にセクシーな色香の強い女だと早く全容を知りたくなってしまうけど、そこを抑えて知らない面を
残しておくと、いつも新しい発見を楽しめる。

丹沢もそうだ。
近い山だから行く機会も多い。
そういすると新鮮さが無くなる。
今回は未知なる出合が楽しみだ。

厳しい冬山やるならクラブのメンバーと行くしかないけれど、中程度以下の軽い山だと誘えない。
そうなると、女の子と行くしか無いが、女の子といっても障子や邦子クラスになると、そんじょそこらの
チョロい山では満足してくれない。
山は登るけど冬は経験が無いというクラスが丁度いいのだが、中々適格者がいない。
そういうときの為に目下手懐けている京子と和子を連れ出した。

2月25日
7:00 の東神奈川待ち合せ。 6:30に着いたが誰も居ない。
7:20 和子が来るが、京子は来ない。
電話したら、京子は寝ていた。 「雨なので中止かと思った・・」との事。
雨でも東神奈川までは来ることになっていた筈だ。
8:30 京子到着、結局2時間待たされた。

橋本を9:52発の三ヶ木行バスに乗って、終点から両国行のバスに乗り換え東野で下りる。
此処から音久和までの道が分りにくくて迷う。
音久和からら山道にはいる。35分で社宮司沢出合に到着。
初めての道はアプローチが大変だった。

雨は上がってガスになる。
12:30 遡行開始、大分遅れてしまったので急がなければならない。
丹沢とはいえど、冬山での二時間のビハインドは一寸きつい。
一応、初級者を見込んで余裕はみているけど、アプローチというか交通の段階で、余裕はずべて掃きだしてしまった。

沢そのものは平凡で難所は無いが、其の分道が分りにくい。
沢の途中で珍しい猿の腰掛を5,6個発見、1つ、ザックに入れる。
原小屋到着予定は早ければ3時、余裕を見ても5時には着けると思っていたが、この分では夜なかかるかも知れない。
冬山での時間は1時間遅れたら倍に広がる。
まして此処は沢の中だからへたすりゃ3倍もあるかも知れない。
冬山の経験の少ない此の二人は、多分そういう事は知らない。
だからと言って、脅かして怖がったら余計にすくんで動かなくなるだろう。
その状態を専門用語で遭難という・・・、何て冗談言っている場合じゃない。
なんとか日没までには沢を抜けないとマジでヤバイことになる。

滝が凍り始めた。
滝そのものは小さいものばかりだが、基本的には直登しないで高捲いた。
途中の高捲きで和子が6mほどスリップしたが無事だった。
更に上の滝で又スリップ、今度は棚の途中で身動き出来なくなった。
京子が助けにトラばったが、その京子もスリップして和子の上に重なってヒヤッとした。
二人を手助けして棚をクリアーして、大休止。
その先の棚でも京子は大声を上げてまたスリップ、今度は危険なところではなかった。
これはもう、時間は諦めて焦らず体力勝負でいくしかなさそうだ。

幸い二人には悲壮感は無いし、それほど恐怖感も感じられない。
初級者とは言っても、ズブの素人ではないから、精神的にパニックになることはなさそうだ。
そうは言っても、障子や邦子と一緒にしてはいけない。
アノ二人は寧ろ例外と考えた方がいい。
第一、アノ二人は僕より強い。
障子は身軽だし邦子はパワフル、いつも先に顎出すのは僕の方だから、アノ二人と行く時は心配するのは僕ではなく、
心配されるのが僕という感じだ。

それに、アノ二人とは心身ともにパートナーだ。
街の中ではそれなりに色々あるけれど、山に入ったら其のことが決定的な強みになる。
それに、アノ二人とは付き合いの期間が長い。

男女の関係としては男の権利を乱用したきらいはあるけれど、それでもそのお陰で苦境に立っても互いが
バラける事が無いのは強みだ。

コノ二人とは未だ付き合いが浅い。
時間的にも内容的にもまだ外側の付き合いだから、深刻な事態にならない様に気をつけないとヤバイ。
丹沢程度の山なら、或いは今程度の深刻さのレベルなら、二人との距離は今のままでも大丈夫だと思うけれど、
もう少しヤバイ山に行くなら、もう少し距離を詰めた方がいいかも知れない。

沢の傾斜が強まってきた。
丹沢特有の傾斜角、沢は詰めに入った。
間違いなくもう難場は終わっている筈なのに最後のガレは凍っていて案外悪かった。
抜けたところで、チョコレートをかじりながら栄養補給。
熊笹に入った。転落の危険はもう無いことが保障されたが、身の丈ほどの熊笹との格闘が大変だった。
縦走路に飛び出した。予定していた袖平の頭にぴったりと正確に飛び出した。
暗闇の中だったけど、コース取りは間違っていなかった様だ。
小雪がパラつく中、縦走路を辿る。
腹小屋に着いたのは何と23:45、小屋の主がまだ起きていて助かった。
京子は元気だったが、和子は疲れたみたいだ。
まあ、相当なアルバイトだったから無理も無い。二人ともよく頑張った。

2月26日、小雪後曇り。
5:00起床。和子の布団から湯気がもくもくと上がっている。
服が相当濡れていたという事だろうか?
小屋の娘さんに一升五合渡し、八合焚いてもらう。
7:00 二人を起こす。
小屋の娘さんが関西訛で話しながらお茶をたててくれた。茶道で使う本格的なお茶だ・
横浜の近藤清詩さんが、この娘さんをモデルにした作品を書いていたけど、なるほどそっくりな娘さんだった。
顔つきは若い頃の辰野嘉代子さんに似ていた。

10:30 原小屋を後にする。
小屋泊まりの山旅はいいもんだ。
テントよりずっといい。
特に小さな小屋がいい。 塔ケ岳みたいな小屋は何にも記憶に残らないけど、大日小屋みたいな小屋は何時までも忘れられない。
この、原小屋も、永久に忘れないだろうと思う。

11:45 蛭が岳着。丹沢山頂で昼食をとって塔ヶ岳へ。

     和子     冬の丹沢

馬鹿尾根の方に折りかけた京子を制して政次郎尾根を下る。
17:30 水無林道着、河原でアイゼンを洗って18:05出発。
19:05 大倉着、 どんぐり山荘で夕食。
19:45 最終バスに乗り、渋沢20:19発の電車、
21:36横浜着。西口の「美苑」でコーヒーのんで解散。


京子のスタミナは相当なものがある。
邦子の様なマッチョではないから、持久タイプかな。
そういえば、京子の脚を見たことが無い。
何時もズボンなので、見られないけど、一度診てみたいものだ。

京子と和子は背格好が似ているが、和子の方が少しなよなよした感じがあって、特に肩の辺りは女を感じるけど、
若しかしたらコノ人は化けるかも知れない。
岩に連れて行くよりは冬山に連れて行く方が向いているかも知れない。

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://siturenkyousitu.blog.2nt.com/tb.php/665-32ac381a
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

ひろあき

Author:ひろあき
振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

ノーマルカレンダー

<< 09
2024
>>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

クラシック・アナログ時計

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード