失恋教室 |松葉　（Ｔｏｋｏ）

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松葉　（Ｔｏｋｏ）

最近Ｔｏｋｏと喫茶店に行き始めた。
幾つか行った中では此処が一番駅に近いので、此処のところこの店に定着している。
アベック喫茶に緊張していた二人も、大体店の中の様子が分かってきたらしく、このごろは全く抵抗なく店に入る様になった。
Ｔｏｋｏは最近では支線の改札まで肩を抱きながら見送っても嫌がらなくなった。
アベック喫茶に入る時ですら腰を抱かれながら入れる様になったのだから、もう人に見られても、彼に見つかっても
いいと思っている証拠だ。

最初は店に入る時にボーイと視線を合わせるのも出来ず、下を向いていたけれど、最近ではボーイがコーヒーを
運んでくるのを見計らってキスをして乳房に手をねじ込んでも嫌がらなくなった。
客は全てアベックだし、皆が同じような事をしているので、自分がしている事も見られるのも恥ずかしく無くなったのかも知れない。

客は誰もが抱擁とかキスをする為に来ているけれど、乳房に手を入れられているシーンはそんなには見られないのに、
Ｔｏｋｏは案外平気で胸を揉ませている。
そういえば、とし子の乳房に初めて触った時もアッサリとそれを受け入れていたから、乳房にはそれほど羞恥心は
無いのかも知れない。

今日は、特別なシーンを見た。
あるボックスの客が、テーブルのドリンクカップの横にパンティを乗せていた。
シートにはパンストが丸めてあったし、女の服装も乱れていた。
僕が見た時は男が女の乳房を吸っていて、女は天井に歪んだ顔を向けていた。
それで、急いでＴｏｋｏにそれを告げて、見に行く様に言った。
Ｔｏｋｏは嫌がっていたけど、無理やりトイレに立たせた。
戻ってきたＴｏｋｏに、あいつらやっているのかなと言った。
Ｔｏｋｏはそれには応えなかったけど、パンティがテーブルにあったのは確認した筈だ。
乳房を出していただろう、どうだったと聞いたら、少し恥ずかしそうに小さな声で凄いと言った。
Ｔｏｋｏも何れはああいう風にされるのだと思ったかも知れない。