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初めての合体

9・6(月)
部下の一人が客先とトラブルを起こした、というより既にトラブルを起こしていた。
着任早々の難題、いつもそうだ、着任して、前任者が問題を解消していた任地に就任した事は一度も無い。
其れだけ現場は問題を持っている?
問題解消能力が無いのか、その気が無いのか、管理者の姿勢も問題だが、トラブルが起こったら人事を変える
という会社の体質にも問題がある。
確かに、仕事はシステムで組みあがっているから、問題はその顧客を担当する”個人”にある事が殆ど、
人事によって解消するというのは有効な手段ではある。
然し、其れはえてして、問題が起こったら人事を変えればいいという短絡的な手法として蔓延しがち、
頑張っている社員達も”どうせ、頑張ったって飛ばされるのだから”という意識を持っている奴が結構いる。
怖いのは、或いは最も大事にしなければならないのは、顧客では無く会社の上司のご機嫌、そういう風潮が
意識低下をもたらして全般に普及してしまったら、会社は社会からボイコットされてしまう。

前任者の尻ぬぐい、ここ数年来そんな仕事が一番の大仕事、発展的な仕事から着手出来たためしはここ数回無い。
今回のトラブルは、担当が”顧客との約束を遂行しなかった”という事。
着任早々のトラブルは毎回の事、別に驚きはしなかったけれど、その担当がツーリングのメンバーなので一寸やり難い。
仕事は公事、ツーリングは私事、公私は別とは言っても、公だけで付き合っている部下と違ってやり難い。

トラブルの内容は顧客からの一定の支援要求があり、其れを彼が実行しないという事で、取引停止になるか
成らないかという瀬戸際のタイミング。
着任間も無いからいいそびれていたのかも知れないが、彼なりに自己解決しようとしていたみたいだ。
そういう姿勢は高く評価するが、トラブっているならもっと早く云えよ!という感じ。
今回は会社得意の人事異動では無理、核心は顧客側の内部的事情によるものだから、異動した所で、
其れが変わるという性質のものでは無かった。

で、暗礁に乗り上げて活路を失った彼からの出陣妖精を受けて一緒に顧客訪問、一応先方の理解を得て、
取引停止問題は解消、17:00に会社に戻って、夜に部下達と一緒に解消祝と元気付け、彼も思いつめていた
肩の荷が下りてホットした様子だった。

その帰り、会に同席していたMと先週と同じ様にタクシーで・・・。
そうしたら、また、先週と同じ様に"I Iove You”攻撃、一体どうなっているんだ??
Mは先週と全く同じで、”酔っぱらったふり”、”ふり”だともうバレテいる事をMも知っている筈なのに。
”ふり”をしているのが不思議なのでは無く、”また、している”Mが不思議。

Mは云っている事、やっている事は全く先週と同じなのだけれど、僕の方は些か違う。
Mに先週乳首を吸われている事を忘れたとは言わせられない。
このパターンの延長線上に何があるか、Mは解っている上での"I Iove You”攻撃、としか思えないけれど、
Mはとぼけているのか、当に先週のタクシー場面のVTRを見ている感じ。
Mのその手を先週と同じ様に握り返して、Mの股間に、そして僕の股間に運んだが、Mは無反応・・。
Mはあくまで”酔ったふり”、その気なのか其の気で無いのか、ひたすら"I Iove You”を繰り返すだけだった。

Mの家の曲がり角には顕著なベンチマークがあったので、見落とす事は無く、今日は僕が運転手に道を指示した。
タクシーを下りる時、Mは今度は{お茶でも・・」とは言わなかった。
それは、誘わなかったからではなく、誘わなくても家の中に入って来る事を確信していたからに違いないが、
タクシーを下りてからの家までの40米ほどの道のりを歩く間もMは酔っぱらった”ふり”をしていた。

Mが玄関のカギを開けて、振り返る事もも無く先に家に入り、そして玄関の扉を自分で閉めよう音はしなかった。
そして、ティタイム、Mはアルコールにするか?と聞いた。
オレンジの入っているアルミ缶、中身は焼酎? 殆どチューハイという感じ、飲み足りなかったのだろうか?
やっぱりMは酒豪だと思った。
やっぱり、さっきまでのは演技、酔ったふりだったの間違いない。
家に入ったMは、全然足元もしっかりしているし、言語も明朗、酒も入っていい気持という感じはするけれど、
間違っても悪酔いしているという感じは無かった。

先週と同じ絨毯のカーペット、Mは「しないよね、役員だから出来る訳ないよね」とつぶやくように云った。
一瞬、何を言い出したのか?と思ったけれど、”役員だから部下の女を抱いたり出来ないね”という意味にしか取れなかった。
Mを今日抱きたいとは思っていなかったし、そういうつもりなら酒も控えておいた。

Mには情欲をそそる様なセクシーさは無い。
顔立ちもそうだし、何時も会社にはズボンで来るし、靴もハイヒールでは無く、底のぺちゃんこな短靴、
服装も若い女らしい明るく派手なものではなく、目立たない色ばかりだし柄も無い。
如何にも役員秘書という感じのビジネスビジネスしたものばかりだから、視覚的な刺激は全くない。
・・のだけれど、「役員だから出来る訳ないよね」という言葉に反応した。
カチンと来た! 嘗めている居る、男をバカにしている・・そういう風に感じた。

「役員だから部下に手だししたりしないですよね」と北は「はい、しません」という風になったと思うが、
、「役員だから出来る訳ないよね」と来られたら、男としての無能さというか、威厳を問われた感じ。
確かに、普通ならいし、出来ない事かも知れないけれど、”男”たる事を軽視された感じがして頭に来た。
”・・ザケンナ!、ナメルナヨ!! 男も知らない女に嘗められて堪るか!!”って感じだった。

迷っている!!と思われる事すら弱みを見せる事、間発を入れず!というには数秒遅れたけれど、それでも時間内、
Mの手を引いて一人用のソファーから引きずり降ろして絨毯マットに倒して、先週と同じ様に乳房をむき出しにして、
しゃぶり付いた。
本当にMが身体を許すつもりなのかどうか、其れは解らなかったけれ、もう其れを考える気は無かった。
プライドを賭けて・・という感じ、飲み過ぎて云う事を聞かないかも知れない下半身に強制執行命令。

Mにとって先週とは違うのは乳房だけでなく、ズボンを引きずり降ろされた事、ズボンだけでなく、下半身に
纏っていた物を全部剥ぎとられ、男の目に曝されてしまった事。
Mは多少は抵抗を見せたかも知れないが、それは下半身をされされた事での羞恥という感じ。
此れからされるであろう事に対する抵抗は、殆ど皆無、そんな感じだった。


ではあったが、殆ど記憶に残っていない程度、否、全く抵抗は示さなかった気がする。
Mの下半身は完全に濡れていた。
処女なのにほんの数十秒でこんなに濡れるものか、と思う位濡れていたけれど、処女性を疑うものでは無かった。
今までに沢山の処女を抱いているけれど、愛撫もしないのに最初から濡れていた子も少なくない。

Mの脚を膝で開いて股間に両足を挟んで、逃げられない様なな体勢を取ってから、ベルトを緩めて一物を取りだした。
その瞬間は未だ下半身の物は起き状態だったけれど、Mの乳房にしゃぶりつき顔をみなららMの唇を吸っている内に目覚めたらしく、
合体体勢に入った時は既に酔いから醒めて、しっかり準備が完了していた。

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振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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