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同窓会⑫ お飯事

マンションの近くに繊維問屋の集合店があって、其処が安いのかどうかは分からないけれど結構利用した。
個人的な好みとしては綺麗に飾った高級店よりも、一ダース単位で売る様な感じの問屋の様な店が好き。
其処は問屋の店で個人販売もしているという感じの大型衣類専門館なので、何でも売っているし便利だった。

奥さんを暇つぶしに連れて行った。
流石女性、粘る!というか、一軒一軒覗いて歩くものだから幾ら時間があっても足りないという感じ。
其処は男とは違うものだ!と改めて思った。
一軒一軒違う店ではあるけれど、観光地のお土産屋の様なものでどの店も同じ様な物を売っている。
大雑把にはジャンル別に分かれて集落しているので、一軒みればそのジャンルはもういいだろう!と思うのだが、
それがそうは行かない。
女性の買い物というのは時間がかかるというのはこういう事か!と分かった気がする。
然し、中々決めかねないでいる女性を見て決断が遅い!と決めつけるのは間違いだ。
スーパーと蚊の大バーゲン、主婦達の壮絶なバトル、即断即決のあの判断力の凄さは半端じゃ無い。
女性と言うのは不思議なもの、共同心理が強いから直ぐにパニックを引き起こす。
そのくせパニックになって生存するのは女性、女と言うのは弱いのか強いのか、さっぱりわからない。

店では奥さんは完全に女房になっていた。
店の親父とか店員も彼女を奥さんと見ていたし、彼女も奥さんに成りきっている。
難波の商人という言葉があるが、確かに大阪の商人は売り上手、「これこうたらダンはん喜びまっせ!」とか
言って、”そやろか”と買い手に思わせてしまう。
どうしようかな?と思っている客を乗せる術、つまり口車が実に巧みで、こりゃあ引っかかるのも無理は無いという感じ。

そんな中で作務衣の様なパジャマの様なチョト変わった薄手の生地の吊るしを見つけた。
同じ生地でズボンが無く、ハーフコート位な丈のワンピース物も有ったから一寸使途不明だったけれど、
紐で留める処が一寸色っぽくて、これ買おうと奥さんに言った。
持ってきたネグリジェ一枚では不自由だろうとも思っていたし、寝まき代わりにもなるし室内着にも成りそう。
奥さんはネグリジェだけでも朝洗濯して干せば薄いしすぐ乾くから全く問題無いと言っていたけど、
でも奥さんに着せたいという気持も有って、どの柄がいいかと奥さんに聞いた。
奥さんは「貴方の好みで決めてください・・」と言った。
そう言われても、着るのは奥さんなのだから、奥さんが気に入った方がいいと押し問答。
奥さんは貴方が買って下さる物なら何でもいいと言ったので自分で決めることにしたのだが、此れが又問題。
白地に花柄のプリント模様の物と無地で茶色の物が気に入ったのだけれど、どっちがいいかが難題。
結局決めかねて、茶色のツーピースと花柄のワンピースの二つをゲットという事に。

衝動買いという魔法は恐ろしい。
一つ物を買ってしまうと、次の物も買いたくなる。
というか買うという行為というか消費する快感の様なものを覚えてしまう。
部屋着と寝まきをゲットした序に目に止ったのが浴衣、白地基調に桃色の柄物が一寸色っぽい。
値段は先ほどの作務衣模様の物とは大分高いけれど、それでも投資効果としては高くない無い。
此れを着せて外出つるのもいい感じ!だと思ったので序にゲット・・。
処が、奥さんが言うには外出するには浴衣だけでは無理!との事。
エッ!という感じ。
とは思っても、今更”じゃあ止めよう”とは言えない。
結局、帯とか下駄とか小物入れとか、なんだかんだ買わされて結構な金額、お陰で財布はすっからかん。
”トホホホ”という感じ。
帰り酔った市場では一山幾らという魚と野菜を買うのが背一杯、酒も変えず一寸悲しい思いをした。

然し、その市場は結構安い。
特に魚が安い気がする。
関西の魚と言っても関東とそんなには違わないのだけれど、時に知らない魚も売っている。
特に白身の魚は初めて買うのは一寸勇気がいるから、一人では買い難いのだが、女性が一緒なら一寸安心。
その魚が奥さんの好みに合うかどうか、そんな事はかまっていられない。
何しろ財布が財布、美味くても不味くても一山幾らの安い物しか買えなかったのだから仕方ない。

衣料問屋で買った作務衣風のツーピースは直ぐに役立った。
何しろ品物的に汚してもいい感じの品物、魚料理をするには持ってこいという感じだった。
多少魚の血が飛び散った処で茶色の服なら全く気にならないし目立たない。
此れは正解だった。

買って来た魚は似ても焼いても揚げても食べられると店で言っていた。
奥さんはどう料理するかと聞いたけど、それは奥さんにお任せするしかない。
一番やり易いのでいいと言ったら、煮付けと唐揚げにしようと言ったのでお任せすると言った。
初めての共同作業、奥さんが魚料理を作り僕がご飯とみそ汁を作った。
まるで子供時代のお飯事の世界、結構楽しかった。

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Author:ひろあき
振られる度に、もう恋なんかと何度思ったことか。相手にされないのも寂しいけれど、引寄せられてからストンと捨てられるのはもっと痛い。振られる度に臆病になって、此れは恋では無かったのだと慰める。傷つかない偽りの恋しか出来なくなっても恋は恋、小さくても偽物でも恋は至福です。

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